ネットでアンケートができるようになり、アンケートを行うコストも大きく下がり、簡単に実施できるようになりました。しかしそれが曲者だと思うことがしばしばあります。
まずは、ネット調査にはアンケートの対象者の偏りがつきものだということです。ネットの普及率が高まり、各社の抱えるモニター数も増えたこともあって、以前よりは改善されてきているでしょうが、ネット利用率は、東京や神奈川で70%程度で、地方になると50%前後でしかなく、どうしてもネットを利用している人という偏りが生じてしまいます。
それを頭の片隅に置いておけば、世論調査で、マスコミ各社とあまりにかけはなれた結果を発表しているところがありますが、それはそのサイトのヘビーユーザーの意識にしか過ぎないということがすぐに判断出来ます。
もうひとつ気になるのは、低コストで簡単にできてしまうために、アンケートの趣旨や設問なども拙速なものになってしまうということも多いようです。これはユーザーに問うべきことなのかどうかの吟味をしない、得られる結果がなにを意味するのかを深く考えずにとりあえず思いついたアンケートをやってみようという風になりがちだということです。...