新規株式公開についていえば、2009年は散々な年だったが、2010年には回復の兆しが見えている。
ベンチャーキャピタルの支援を受けた薄膜ソーラーパネル・メーカーのソリンドラ(Solyndra)は昨年12月にS-1書類を提出し、株式公開に向けた準備を進めている。同社のIPOが実現すれば最大で3億ドルの資金を市場から調達することになりそうだ。ソリンドラの申請書類の内容については以前に紹介した(英文記事"Solyndra’s IPO Registration: By the Numbers")。
一方、中国を本拠地とするジンコ・ソーラー(JinkoSolar:晶科能源)も最大で1億ドルの資金調達をめざして、先日株式公開の申請を行ったばかりだ。
ジンコ・ソーラーでは、太陽光発電市場向けに、単結晶・多結晶両方のシリコンウェハー、ソーラーセル、そしてモジュール類を製造している。同社では株式市場から調達した資金を生産能力の拡大や研究開発、営業資金にあてる目論見。ジンコ・ソーラーは2009年1-9月に1億2900万ドルの売上(前年同期比42.8パーセント減)を計上している。
また今月初めにはダクォ・ニューエナジー(Daqo New Energy)という別の中国の多結晶ソーラーパネル・ベンダーが、最大で1億800万ドルの資金調達を目指して株式公開を申請した。同社の最新会計年度(2009年9月期)の売上は1億1600万ドルだった。
それに対して、薄膜ソーラーパネルをつくる中国のトロイ・ソーラー・ホールディングズ(Trony Solar Holdings)は、2009年の終わりになって、市場の環境が思わしくないことを理由に株式公開を延期した。
さて。ここで、2010年に株式公開しそうな企業の候補を挙げてみよう。ナノソーラー(Nanosolar)はこうした候補リストの常連だが、IPO申請の前にまず売上5000万ドルの壁を超えなくてはならない。同社は大量の受注残を抱えているものの、生産能力はまだ小規模もしくは実験的な段階でしかない。また、ソーラー関連の話題で洞察力に富んだブログを書き続けているエド・ガンサー(Ed Gunther)は、サンラン(SunRun)とソーラーシティ(SolarCity)もそれぞれ株式公開する可能性があるとしている。これはいい選択だ。
ほかに見落としてならないのはコーデクシス(Codexis)。昨年末に株式公開を申請したこのバイオ触媒ベンダーは2009年1-9月に5800万ドルの売上をあげていた。...
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http://wiredvision.jp/blog/kanellos/201001/201001260700.html